絵の資料でも探してみますか

アニメの作画資料など
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趣味でちょこちょこ絵を描いたりするもので、資料になりそうなネタ本を探している私です。 「これはよさげでは!?」と思った本や買ってみた画集・イラスト集の感想なんかがメインになると思いますが、日常ネタも綴っていくかも。 とりあえず、おてやわらかにお願いしますね。
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かっこいいギャルソン写真集
厳密にはポーズ集じゃないのですが、カフェのギャルソンの絵の資料としてよさそうな本が「パリのギャルソン」。

その名の通りパリの16のカフェのギャルソン達の働く姿を写したカラー写真がたくさん載ってます。

カフェごとにギャルソンの制服もさまざま。カフェの格によっていろいろですね。

ジャケットあり・なし。ネクタイあり・なし、ベストあり・なし。色も黒白赤緑などなど。

服の色がいかにもフランスの色。

白シャツ、黒ベスト、黒パンツ、白エプロンみたいな定番(?)カラーもいいですが、キャスケットやハンチング、パンツにサスペンダーのベル・エポック的大衆イメージの服装もGood!!

ギャルソンの年齢もさまざま。若い長髪ギャルソンから、74歳ギャルソンまで。

74歳ギャルソンの笑顔最高(笑)!ステキすぎます。

若いギャルソンもカッコいいけど、年配の渋いギャルソンもステキですね。

みんな姿勢いいなー。

働いている姿を写した写真が多いので、カフェの風景やお客さんや料理や小物、まかない、ワンコなんかも一緒に写ってます。

ギャルソン以外にカフェで働くエカイエ(牡蠣をむく人)や料理人、セルヴールなども少々。

女性もちょっとだけ写ってますが、ギャルソンなので男性中心の写真が多いです。

古いレジとか本日のメニューとか、小物もいいですね。

写真にはかんたんなメモ的解説もついていて、なかなかいいかんじです。

巻末にはこの本で紹介されているカフェの住所・電話番号・定休日・営業時間・電話番号・URLまで掲載。

旅行で役立つカフェの基礎知識とか、カフェの食事、カフェの小物類などのコラムもあるので、基本的にフランス(パリ)旅行に行く人へのガイドブック的な要素もあります。

というか、もともとパリのカフェガイド的な本です(笑)。

縦21cmくらいのちょっと小さい本ですが、載っている写真はなかなかステキ。

↓のリンク先で中のページの画像も紹介されてます。興味ある方はどうぞ。


パリのギャルソン (制服・衣装ブックス)
水木しげるさんの貸本漫画カタログ
漫画家の水木しげるさんといえば、「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などで有名。

それしか読んだことがないという人もいるかもしれないけれど、貸本漫画時代には戦記物、時代劇、さらにはSFや少女漫画まで描いてます。

最近は貸本漫画時代の漫画も復刻されはじめているけれど、いきなり手は出しにくいもの。

「どんな内容?」と思った時に調べるのに便利な一冊が「水木しげる 貸本漫画のすべて」という本。

本はB5サイズ。わりと大きくて見やすいです。

カラーページでは1957年〜1965年までの、水木しげるさんが描いた漫画の表紙がカラーでまとめられています。

そしてモノクロの作品紹介ページは1作品1ページで、上段に本のストーリー紹介、下段に漫画の抜粋という構成。

絵やセリフが入ったコマをそのままコラージュ的にのせているので、作品の雰囲気がとてもわかりやすいです。

巻末には年代別の作品一覧や復刻された作品一覧も。

復刻された作品一覧は、復刻年月日、元の作品名、出版社、金額、復刻単行本のタイトルが載っているので、この本の作品ページで興味を持った作品が復刻されているか、いつごろ復刻されたのかがわかるので便利ですよ。

そんなわけで水木さんの作品を「ふーん、こんなのがあるんだー」などと言いながら紹介されてる話を読んでみた私。

水木しげるさんの作品には無常感があふれた作品が多くて、あっさりメインキャラが死んでしまうことがありますねー。

ホラー系が苦手ではないし、そんな話ばかりでもないのですが、無常に死んでいく人々の話をこれだけたくさん読んでしまうと、ぽっかりした虚無感に包まれました。

平和で気持ちが落ち着いているときにはいいかもしれませんが、不安定な気持ちの時には読むのはおすすめしません。

「サイボーグ」という作品を読んだ時のやるせなさ。

ソユーズ1号で世界で最初に宇宙事故で死んだパイロット・ウラジーミル・コマロフを思い出して、なんだか暗い気持ちになりました。

へたれな性格なので、もうちょっと落ち着いた生活が取り戻せてからじっくり読みたいです。


水木しげる貸本漫画のすべて
ACで話題(?)の金子みすずの詩集
2000年ごろにちょっとしたブームがきてた詩人の金子みすゞ(=金子みすず)さん。

最近AC(公共広告機構)のCMで使われて、またまたブーム再来ですね。

ACのCMで使われた詩のタイトルは「こだまでしょうか」。

わりと短いシンプルな構成の詩です。

こだまでしょうか
金子みすゞ

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。

「馬鹿」っていうと
「馬鹿」っていう。

「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。

そうして、あとで
さみしくなって、

「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。


最後の「こだまでしょうか、いいえ、誰でも」の意味がよくわからないという人がいるそうですね。

うーん、わからないかなー?

けっこうわかりやすいと思うんですけど。

その前の文章では、誰かがある言葉を言うと同じ言葉を返してくることを挙げてますよね。

遊ぼう→遊ぼう
馬鹿→馬鹿
もう遊ばない→遊ばない
ごめんね→ごめんね

これだけみてると、オウム返しのように言葉を返しているようにもとれます。

だから「こだまでしょうか」→深い意味もなく同じ言葉を返しているだけでしょうか?

と言ってます。

それに対して「いいえ、誰でも」→いいえ違います。人は誰でも素直な言葉には素直な言葉を返すし、いじわるな言葉にはいじわるな言葉を返すものなのですよ。

と言ってるわけですね。

そして言外に「だから人には優しい言葉や素直な言葉をかけましょう」という含みももたせているのですね。

金子みすゞさんの詩はやさしい詩も多いけれど、「大漁」のように同じ事象を異なる視点で見ている詩も多いですね。

「大漁」は浜辺でイワシの大漁を喜ぶ人々に対して、海中ではイワシの弔いをしているだろう、と一つの事象を喜ぶ立場の者と悲しむ立場の者の視点で描いてます。

人々の喜びに水をさすような、ちょっと暗い締め方が印象的です。

「やさしい」というのとは微妙に違う気もするんですよねー。冷静な傍観者という気がします。

「私と小鳥と鈴と」みたいにかわいいかんじの詩もあるんですけどね。

とにかく言葉の響きというか、使い方が印象的。

大正時代の詩人だから、ほとんど現代語でとっつきやすいです。

「詩は苦手」という人でも「こだまでしょうか」が心に残ったなら、他の詩も一度読んでみるといいですよ。


わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集
メビウスは60過ぎてもすごい!「B砂漠の40日間」
フランスのBD作家(漫画家って言った方がわかりやすい?)メビウス。「AKIRA」の大友克洋さんとか日本の漫画家でメビウスの画風に影響を受けた人も多いので、私も名前くらいは知ってました。

イラストもちょこちょこ見たことがあるので何となく知ってましたが、最近彼の本を見ましたよ「B砂漠の40日間」。

リンク先には本の中のイラストも一部紹介されているので、興味ある人はどうぞ。

正直ストーリー(?)はちんぷんかんぷんですが、この本のイラストすごいですよね。

モノクロの線画イラストばかりですが、巻末インタビューによるとメビウスは60歳すぎてもロットリング一発描き!下書きなし、修正なしでこの本の絵を描いたそうです。

ロットリング0.2と0.13ですって。聞きましたか?明日ひとっぱしりロットリング買いに行こうかと思いましたよ(笑)。

私筆圧強いから、0.2はともかく、0.13なんか使いこなせる自信がないけど(笑)。

どんな道具でもそうですが、これだけ使いこなせたらいいですよねー。

同じ筆記具を使っても、下書きあり、修正ありでも、同じ絵を描けといわれてもなかなか描けませんね。

ロットリングでも達人が使えばこれだけ描ける!といういい例だと思います。一見の価値ありですよ。


B砂漠の40日間
ディズニーのセルフパロディ映画「魔法にかけられて」は必見!
実写+アニメと聞いた時点でてっきり「色物映画」だと思い込んでました。ディズニーの「魔法にかけられて」。

特撮技術が売りで、ストーリーとか音楽とかは適当なのだとばかり。

全然期待してませんでしたが、地上波初登場!(笑)ということでとりあえずテレビで見ました。

見終わってすぐDVDを見ることを決意!テレビだとけっこうカットされているということだったので。

ストーリー、音楽、CG、ミュージカル、どこをとっても面白かったです。

特に歴代ディズニーアニメを見てきたディズニーアニメファンなら、随所に入れられた過去のディズニーアニメのセルフパロディにニヤリとさせられるでしょう。

アニメパートより実写パートが多いので、アニメしか興味ない人はスルーしたほうがいいです。

ストーリーは今までディズニーがアニメでやってきた、ラブストーリーの…パロディ(笑)。

アニメ世界の王国アンダレーシアで暮らす少女ジゼルが主人公。森で王子エドワードに出会って恋におち、次の日に結婚式に向かう途中、王子の継母ナリッサ女王の策略により、ジゼルはなんと実写世界のニューヨークへ!

せちがらい大都会ニューヨークでジゼルを助けたのは、バツイチ弁護士のロバートとその娘モーガン。

行きがかり上、ジゼルを家に泊めたロバート。

翌朝ジゼルは「新しいお友達(笑)」を歌で使役して部屋を掃除したり、カーテンでドレスを作ったり。

おまけに、ロバートの恋人・ナンシーに抱き合っているところを見られて誤解されたり。いきなり踊って歌いだすジゼルに戸惑いっぱなしのロバート。

ディズニー世界の常識(笑)で行動するジゼルと、現実主義者のロバートのやりとりが面白いです。

かたや出会って1日で結婚を決めたジゼル。かたや5年間交際中のナンシーにまだプロポーズしていないロバート。

愛ってなんだっけ?とかちょっと考えさせられました(笑)。

セントラルパークでの「想いを伝えて(That's How You Know)」のミュージカルシーンがまたいいんですよねー。

DVD特典で撮影秘話を見たら、「メリー・ポピンズ」に出演していたような人たちも出てるんですよ。

お年を召していても、ステップ踏んで花を差し出すシーンがすごくいい!!「You are adorable」はこの人たちにささげたい!

音楽は「リトル・マーメイド」「美女と野獣」「アラジン」でアカデミー賞をとったアラン・メンケン。セルフパロディ映画でも本気ですよディズニー。

王子エドワードがまたハンサムかつ鷹揚なところがいい!

なにかと剣を振り回す王子だけど、ジゼルの気持ちの変化に気づかないほどバカじゃないし、何事にもすなおで前向き。これはいい肉食系!

それから会話がけっこうツボでした。

ロバートの6歳の娘モーガンのおしゃまさんぶりがかわいいです。

モーガン:出かけるときはメイクを濃くしすぎちゃダメなのよ。
     男の子がよくないことを考えるから。なぜかはもちろんわかるわよね?
ジゼル:それってなんなの?
モーガン:わからない。誰も教えてくれないの

こういうちょっと背伸びした感じの子供のかわいらしさ!ディズニーはわかってますね!!

ロバートの恋人のナンシーも冷静な大人の女性で魅力的でした。

ナンシーはジゼルがロバートの家にお泊りしたことを知っているのでジゼルにはさほどいい印象をもっていなくて。ジゼルの命が危なくて、ロバートの愛のキスでジゼルは助かるかもしれない状況。

ロバートはナンシーの前でジゼルにキスする事をためらう。そこをナンシーが一押しするんですよ「キスしてあげて!かまわないから」。

ロバートがジゼルに惹かれているのも気づいていて、ロバートがキスしてしまえばたぶん2人の関係は終わってしまう。それもわかっていながら…。

とりすがって「行かないで」と言えない冷静な女の人って損だなーと思いつつ、そのやさしさと強さがステキ!!ってかんじでした。

もちろんディズニー映画なので、そんな魅力的な女性ナンシーがバッドエンドを迎えたりしないのです。

アニメ部分と実写部分がほとんど違和感なくつながっていたのもすごいです。

アニメ世界のナリッサ女王が実写側のリンゴを手にするとリンゴがアニメ絵になり、手から離すと実写リンゴになるシーンがとても自然で。

もともと昔のディズニーアニメは、舞台俳優のカメラテスト演技をそのまま模写してアニメで動かした歴史があります。

やっぱり手振り身振りを使ったミュージカルアニメは、実写ミュージカルと相性がいいですね。

随所にでてくる過去のディズニーアニメパロディも必見!

ラスト近くの舞踏会のシーン。ロバートが妙に格調高いというか現代的じゃない服だと思ってたら…「美女と野獣」の野獣が着ていた服ですよね、あれは。

ほかにも、「これはあのシーンそのまんま!」と思えるシーンがいくつか。本家ディズニーだからこそ許される!

まあそんなかんじで魅力満載です。機会があったらぜひ見ることをおススメしますよ。


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